なまはげ発祥の地、秋田県男鹿市にある真山神社では毎年2月に「なまはげ柴灯(せど)まつり」が開催されます。1978年に「男鹿のナマハゲ」として国重要無形民俗文化財に指定され、2018年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。
私は祭り最終日に行ったのですが、たくさんの人で会場は満員状態でした!英語や中国語など様々な言語が聞こえてきて海外からのお客様もなまはげを見に集まってくれたようでした☆
会場の中心には大きな柴灯火。その正面では勇壮な「なまはげ踊り」が演技されました。
なまはげは一見、鬼のようですが実は神様なのです!その魂の入ったなまはげの踊りや力強い「うぉ~~~!」という唸り声は本当に迫力満点です!
そして!神楽殿の前では圧巻の「なまはげ太鼓」のパフォーマンス!!
数匹のなまはげが力強く踊り、太鼓を叩いて演奏し、観客の近くまで来て「悪い子はいねが~」と唸り、大興奮の演奏でした!!
いつもは少し怖いと思ってしまいますが、このパフォーマンスではなまはげのカッコよさに惚れ惚れしてしまいました☆
「うぉ~~~!!」と唸ってフィニッシュ!
その後、15匹のなまはげが雪山から下山して観客のいる会場内を練り歩きます。間近でなまはげに出会えるので迫力満点です!たいまつを持ったなまはげが「うぉ~~~」と唸りながら歩き、大人でもびっくりするので子どもたちは泣き叫び逃げ回ります。
「泣ぐ子はいねが~!悪い子はいねが~!」
と力強い声で唸るので私も背筋がピシッとなりました。なまはげに抱き抱えられてギャン泣きする子もいますが「父さんと母さんの話ちゃんと聞げよ!」と秋田弁でお説教される子供たちの様子を保護者の方たちは笑顔で見守っていました。子供たちには恐怖でしょうが、その言葉には「お父さん、お母さんの言うことをちゃんと聞いていい子に育ちなさいよ」という温かい神様のメッセージが感じられます。子育てや子供の教育にもってこいですね!なまはげは悪魔や妖怪ではなく神様なんですよね!
このお祭りでは大晦日に男鹿市内の家々に訪れるなまはげ行事が再現されたり、護摩餅を進ずる儀式「献餅」も行われ、たっぷりとなまはげ体験ができます。もちろん、ツーショットの記念撮影もできますよ☆
地元秋田にも関わらず今回初めて参加したのですが、大大大満足のお祭りでした!秋田に生まれたことを改めて誇りに感じました。一見の価値あり!ぜひ一度は体験してもらいたい、大迫力の楽しい冬イベントです♪
~~~ イベント情報 ~~~
なまはげ柴灯まつり
真山神社(秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢97)
【開催時間】18:00~20:30(毎年2月第2金・土・日曜日)
【駐車場】あり(無料)
【入場料】お一人様1000円(高校生以下無料)
【アクセス】
*JR秋田駅から:車・タクシー(約1時間)/電車「JR男鹿線」(約55分)~男鹿駅から臨時バス(約40分)
*秋田空港から:車・タクシー(約1時間30分)/リムジンバス(約40分)~JR秋田駅から電車「JR男鹿線」(約55分)~男鹿駅から臨時バス(約40分)
Written by Naomi in Ugo
*2020年2月現在の情報です。
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